さいたま市議会に遺伝子操作食品についての二つの請願書を提出
- kotosyoku
- 2021年11月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年11月19日
サナテックシード社とパイオニアエコサイエンス社が、2023年に小学校にゲノム編集のトマトの苗を無償配布しようとしています。ただほど高いものは無い。
安全性が確認されていない食品を子どもたちに食べさせるのを止めましょう。
国はゲノム編集された食品の表示義務を定めていません。
日本では遺伝子操作の食品がそれとわからず流通するようになります。
EUなど食品の安全性を高める流れとは逆の方向に行っています。
国に表示義務を定めるよう意見書の提出をお願いしました。
11月16日(火)にコトショク有志がさいたま市議会の議事課に請願書を提出してきました。
今回は団体としてでは無く、個人からの請願となりました。

※他市で請願を出される方は参考にご自由にお使いください。その折りには「ご意見、お問い合わせはこちらからどうぞ」からご一報いただけると幸いです。
◆ゲノム編集の種苗を教育現場や保育現場に持ち込まないことを求める請願
【趣旨】
さいたま市は、ゲノム編集の種苗を教育現場や保育現場に持ち込まないでください。
【理由】
ゲノム編集された食品を手掛ける一部民間企業では、ゲノム編集食品の普及の一環として、市民にゲノム編集されたトマトの苗を無償で配布する活動を行っています。そうした一部企業は、今後、学校等に無償配布の範囲を広げることで、普及を促進したいといった意見も開陳されています。
学校などへの無償配布に関しては、学校側が食育の一環として取り入れる可能性が高く、子どもたち自身が育てた植物を子どもたち自身で食べる授業が開催されてしまう懸念があります。
しかし、ゲノム編集作物・生物は安全性が確認されていません。安全性が確認されていない種苗を、成長過程の子どもたちに育てさせることや食べさせることで、子供たちの成育を危険にさらすことが許されてはなりません。
また、周辺で栽培されているトマト・植物などに花粉が運ばれて交雑し、周辺の生態系の遺伝子を汚染してしまうことにもつながり、環境・生態系への悪影響が強く懸念されます。
よって、さいたま市は、ゲノム編集の種苗を教育現場や保育現場に持ち込まないでください。
PDFファイルはこちら↓
参考:署名 OKシードプロジェクト https://okseed.jp/act/
◆遺伝子操作された種苗・生物・食品への表示義務を求める意見書・請願
【趣旨】
遺伝子操作(遺伝子組換え・ゲノム編集)された種苗・生物・食品に表示の義務付けを定めるよう、国に意見書を出してください。
【理由】
化学農薬に耐性を持った、あるいは殺虫毒素を組み込まれた遺伝子組換え作物などは、環境・生態系・人体に与える悪影響・安全性が問題視され、多くの国々・地域で規制が強化されています。
対照的に、日本は、遺伝子組換え食品の表示義務の対象品目は少なく、混入率も緩いままです。
また、ゲノム編集された種苗・生物・食品については、日本では届け出が義務化されておらず、安全性評価も表示の義務付けもなく、流通が認められました。
一方で、有機JAS認証制度では、遺伝子操作された作物・生物・食品は認められていません。
従って、ゲノム編集された種苗の表示義務付けがない状況では、有機JAS認証制度が形がい化し、ひいては国連や日本国が推進している有機農業自体が形がい化することに繋がりかねません。よって、有機農業に取り組む農家・農業者にとって、入手・栽培する種子・種苗に、遺伝子操作された種苗かどうかの表示は必須となります。
繰り返しになりますが、これらの表示が担保されなければ、有機農産物もそれを加工した食品も、トレーサビリティを確保することが出来なくなり、有機JAS食品表示もできなくなります。昨今、流通が開始されたゲノム編集のトマトや真鯛などの生物についても同じです。
よって、遺伝子操作された種苗・生物・食品に表示の義務付けを定めるよう、国に意見書を出してください。
PDFファイルはこちら↓
秋のさいたま市役所

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